| 氏名 | 大野 仁(おおの まさし) |
|---|---|
| 出身 | 東京都 |
| 年齢 | 41才 |
| 家族 | 妻と長男(12才)、長女(8才)、次女(4才)、次男(0才)の6人家族で、仙台市に住んでいます |
| 資格 | TOEIC 965 TOEFL(CBT) 260 |
| 学歴 | 都立西高 → 東大 → 東大大学院(経済学修士) |
| 職歴 | 外資系戦略コンサルティング会社(東京・港区)を経て、2011年、仙台にて開塾 |
高校卒業まで(大学受験奮闘記)
小4から高3までずっとサッカー小僧でした。
高校は東大に例年20~30名が合格する進学校でしたが、入学以降、とにかく勉強する気が湧いてこない。受験学年になっても、「なんでこんなつまらない勉強をさせられるんだ?」「こんなつまらない勉強させる大学に行ったって、何もいいことないんじゃないか??」と不満がピークに達し、机に向かえない日々が続いてしまいました。
当然成績は下がり続け、サッカー部引退後の3年生の8月に受けたセンター模試はすさまじい結果に。社会はなんと、2科目ともぴったり30点(マーク方式なので実質ほぼ0点です)。他の教科も全てパッとせず、実力試験での校内順位は100番台。自分の上に100人以上いるというのはなかなか重いです。それでも勉強し始めるとすぐに眠くなってしまうので、「もうどうしようもないでしょ…」とすっかり自信を失ってしまいました。
四苦八苦したあげく、ある時点で、もう諦めることにしました。「試験で点数を取るために勉強する」という自分にピンとこない考え方でがんばろうとすることを、です。かわりに、「何もない自分だからこそ、大学で何かができるようになろう」「ユニセフとかで働くのは向いてる気がするから、英語は仕事で使えるレベルにしよう」「それで点にならない試験を出す大学だったら、こっちから願い下げだ」というふうに頭を切り替えました。ほとんど開き直りでしたが、自分にとってはこれがすごく良いきっかけになりました。そこから先は状況が好転、思いがけずに早い段階で成績が上昇カーブに乗り、それでさらにモチベーションが刺激されるという好循環に入っていくことができました。
結果、実力試験で2教科が学年トップに浮上(校内偏差値は数学80/国語75)、秋の東大模試では成績上位者リストに名前が載り、最終的に、合格者の中で上位10%程度の成績で東大進学を果たすことができました。高3の夏の時点では問答無用のE判定だったことを考えると、モチベーションの重要さを痛感させられる受験でした。
大学受験を経験して思うこと
以上のメンタル面のほかに、勉強法という意味では、「次々に出される課題に振り回されて、授業では板書を写しておわり」という、いかにも消化不良になりそうなやり方をやめ、「繰り返し解くに値する問題」を絞り込んで徹底的に反復したのが、一番の成功要因だったと思っています。
受験の経験からはっきり言えることは、ある時点での学力は過渡的なものでしかないということ。適切なモチベーションと方法を見つけて、必死になって努力すれば、必ず能力を伸ばせるはずだということです。
「インドの大昔の皇帝の名前を知っててなんの意味があるの? そんなのインターネットで調べればいいよね?( → だから勉強する気になれないんだよ…)」という不満には一理も二理もあると、今でも思います。
ですが、大学に進み、そして近い将来実社会に飛び出していくことを考えてみたときに、学力という枠にとどまらない広い意味での「学習能力」を鍛え、「自分は成長していける」という確かな自信を手に入れることの価値はものすごく大きい。
AI(人工知能)が人間の仕事の多くを奪ってしまうと予想される時代であれば、なおさらです。柔軟にキャリアを設計し、臨機応変に自分の働き方を適応させていかなければいけない時代になるのではないか。そういう世の中を渡っていくための基礎体力のひとつが学習能力(=成長していく能力)になるのではないか。簡単ではないですが、もし受験をとおして本当に学習能力を伸ばせるのなら、もうそれだけで、受験に懸命に取り組むことには十分以上の価値があるはずです。
そして、自分が成長していくのを実感できれば、そこからモチベーションも引き出せるはずです。中高生のみなさんには、ぜひそのようにして、自分なりのモチベーションの見つけ方も身につけていってほしいと願っています。











